あまり知られていませんが、中小企業診断士は経営コンサルタントの国家資格としてビジネスに関する幅広い知識やスキルを身に付けることができる資格です。
社会を取り巻く環境が厳しさを増す中、
スキルアップやキャリアアップを目指す社会人の間でその需要は大きく高まっています。診断士の知識を習得することで、刻一刻と変化する状況を論理的に読みとることができるようになり、的確な判断を下せる高度なビジネススキルをもつ人材として活躍の場は大きく広がります。
中小企業診断士の資格を取ることで、主に大きく2つのスキルが得られます。
一つが企業の経営資源を横断的に見る能力です。ここでいう経営資源とは、「人、物、金、情報」のことです。キャリアアップを目指す、就職転職する、独立開業するなど、いずれの場合でもこの能力は非常に大きな強みになります。
もう一つがロジカルシンキングによる、問題解決や説得をする能力です。中小企業診断士試験の学習では、物事の本質をつかむために論理的に考えて思考を整理し、その結論を相手に分かりやすく伝えるためのスキル「ロジカルシンキング」を多用します。このスキルを身に付けることで、日常のビジネス社会においても、また、人間関係においても、大きなメリットを得ることができます。
また、資格取得を通じてネットワークが広がるというのもポイントです。中小企業診断士試験の受験生は多様な背景を持つため、学習の過程や合格後の活動によって人脈が大きく広がっていきます。幅広いネットワークを活かして、各分野の専門家や行政機関と企業を結びつける役割や、企業内において各部署や事業の間をつなぐ人材として活躍することができ、高く評価されています。
試験に関しては、出題範囲が膨大な上、1次試験と2次試験の2回の試験を突破しなくてはいけないため、難易度は比較的高めです。ただ試験対策次第では確実に合格できる資格なので、正しい勉強による早い段階での合格を目指していただきたいです。試験対策としては、中小企業診断士の試験制度を上手に利用すること、それに、合格実績のある学校でしっかり勉強することが重要です。社会人の方には大変人気の資格なので気になった方は検討してみてください。
社会人になり6年、昔ながらのやり方で売り上げがイマイチだったり赤字だったりの経営を見てきました。若い社員の言葉にはあまり耳を傾けてもらえず、またそんな状態なので成績を残せず、の悪循環で転職や独立という文字が頭をよぎる様になりました。
もし自分が独立する場合、どんな知識が必要か…うまく経営していくにはどうしたらいいか…そう考え出したのが中小企業診断士になりたいと思ったきっかけでした。
働きながらでしたのでいろいろ悩みましたが、モチベーションが維持できるであろう専門学校に通うことにしました。幸い自宅近くにありましたので通学には困りませんでした。費用は独学や通信よりもかかってしまいましたが、わからない箇所はすぐ質問出来、勉強効率が良かったです。
勉強期間は一次試験を受けるのに最低1000時間、平均で1200時間は勉強しなくては難しいと言われ、(一日平均3~4時間)少し心が折れそうになりましたが、自分への投資と考え勉強に集中しました。
テキストを読んではテストをし、苦手箇所を復習するというのを繰り返しなんとか一次二次ともに試験に合格しました。結局、資格取得に2年以上かかってしまいましたが、今は経営コンサルタント会社に転職し実績を積んでいるところです。仕事に勉強に大変な日々でしたが、その頑張りが今の私を支えてくれている気がします。
会社に就職して時間がたち、それなりに生活が安定してきたのですが、最近どうもビジネスマンとしての刺激がないことに引け目を感じていました。「このままなんとなく仕事をこなしていく毎日でいいのだろうか」と思いにふけっていた矢先、出会ったのがこの「中小企業診断士」という資格です。
まずこの資格で目を引いたのが「高度なビジネススキル」を得られる点です。会社の経営に関して客観的に見る能力、そして論理的に思考する能力。これらは、実はほとんどの社会人が持っていない、「ビジネスで大きな武器となる」スキルなのです。
こうして勉強を始めたのですが、やはり国家資格なだけあって一筋縄ではいかない試験でした。しかし効率よく合格したかったため、自分は通信教育を始めることにしました。これなら時間にとらわれることなく、さらに大手の講座を選んだだけあってかなり的確な指導を受けれた印象です。
そうしてなんとか合格にたどり着けたわけですが得られた知識、思考法はかなり自分のためになっているという実感があります。この資格をビジネスの武器として今後はさまざまな挑戦をしていこうと思います。
中小企業診断士の資格試験を3度受けましたが不合格です。2次試験免除の特典が無くなり、また膨大な範囲の試験科目の勉強のし直しをしなければならず、それに対するモチベーションと気力がなくなってしまっています。
中小企業診断士は独学でも目指す事のできる資格だと聞いており独学で勉強していましたが、独学では試験に有効な勉強をする事ができず1次試験で不合格。次は通信教育を利用して1次試験には合格する事ができたものの2次には不合格でした。
2次試験は口述試験で、筆記試験で記載した内容を覚えておく必要があるのですが筆記試験の内容は難しく、完全には覚えておく事が不可能です。その上、もう落ちたくないと思うと、余計に緊張しました。試験では緊張でうまく言いたいことが言えませんでした。知識不足の面もあるかもしれませんが・・・
やはり直接指導してもらえる学校に通って、これでダメなら諦めようかと思っています・・・
コンサルティング業務を行う会社に在籍していた際に、独立開業を目指して中小企業診断士の資格を取得しました。最初の4年は平均すると会社員時代と比べて年収は1/2程度で、生活には余裕がありませんでした。
転機は5年目に訪れたのですが、これが無ければ今も苦しい生活で考えただけでも恐ろしいです・・・・
5年目にある会社に営業に行き、「話が分かりやすいので知人にも聞かせたいから、セミナーの講師をしてくれないか?」と言われ、セミナー講師として講師をすることになりました。受講して頂いた方から「ぜひとも経営の診断をしてくれないか」と頼まれ、仕事を頂くようになったのです。
現在開業6年目で、収入は会社員時代と同程度です。コンサルティング業界で働いた経験はありますが、独立中小企業診断士としての仕事を軌道に乗せる事は難しく、安易に独立開業をする事は控えるべきだと感じました。
もし独立するなら、営業スキルや、人に分かりやすく物事を説明する能力が必要だと思うので、この能力を鍛えておく事が重要です。