毎年20万人程度が受験するかなり人気の高い資格ですが、
簡単に言うと宅地建物取引士は不動産の取引に関わるプロフェッショナルです。
一般の方にとって生涯で最も大きな買い物である「家を買う」というイベントに、法律の知識をもと的確なアドバイスや提案をします。不動産という大きな資産を動かす際の手助けをするので、やりがいのある仕事なのも人気の理由です。
そもそも、法律上不動産業者は宅建資格取得者なしに宅建業を営むことができないため、宅建士は不動産の売買や賃貸の仲介などに不可欠な資格なのです。不動産が資産として重要視される日本では宅建士は常にニーズが高く、国家資格の中でも抜群の知名度と活用度を誇っています。
また、宅建士しかできない仕事もあります。実は、取引前にする物件の重要事項の説明や、契約に関わる重要な部分が書かれた書面の作成は 宅建士以外には行うことができないのです。
そして宅建士最大の武器は、何といっても「設置義務」という法律です。
不動産売買、賃貸をする不動産会社では、事務所ごとに従業員5人につき1人以上の割合で宅建士を設置しなければならないのです。そのため、宅建業者において有資格者はまさに必須の存在なのです。これは安定した社会的ニーズにつながり、
また、就職や転職の際にも大きな強みとなります。
試験の難易度は、出題範囲が広いというのもあり高めです。しかし、宅建の試験は70%以上の正解率で合格できるため、的確にポイントを絞って勉強すれば法律初心者でも十分合格可能です。将来の自分の職に不安のある方などはぜひ一度ご検討してみてください。
不動産業に転職し、仕事に慣れ出した頃、憧れの仕事のできる先輩が宅地建物取引主任の資格を持っていたことから、自分も宅建を取得しようと志しました。ですが当時から勤務時間は9~20時でそれより遅くなる事もしばしばで休日も週1。
書店で分厚いテキストを購入し独学で勉強する事にしました。今まで出社ギリギリまで寝ていたのを1時間早く起きて勉強時間にまわし、帰宅後も最低1時間は机に向かいました。
仕事中の空き時間や通勤時間にも勉強出来るように手のひらサイズの単語帳に重要箇所を書いて持ち歩いたりと、こんなに真剣に勉強したのは人生初だったかもしれません。
そこまで頑張っても1回目の試験は不合格で、やる気がなくなり一切勉強しなくなった時もありました。ですが周りの人たちの励ましや、将来の事を考えた時に出世や昇給にも宅建は必要不可欠だったので、もう1度頑張ってみようという気になりました。そしてなんとか2年目で合格する事ができました。
一度挫折すると頑張っていた人程、無気力になる方が多いと思いますが、頑張って勉強した知識は身についています。挫折こそが続けるきっかけだという事に気づけて良かったです。
大学の授業で民法と商法を受講していて、法律関係の資格に関心を持ったので宅建の取得を目指しました。僕は何かを勉強する時には必ず資格の取得を目標にします。
その理由は2つあり、1つ目は「資格取得」という明確な目標を持つ事により学習の方向性が定まりやすく、2つ目は資格を取っておけば就職活動の際の自己PRにつながるからです。
大学2年の時に独学で1回目の宅建を受験しましたが、点数が1点足らずに落ちてしまいました。法律系の資格でも難易度の低い資格なので、その時はかなりショックでした・・・・
落ちた原因としては、資格の取得から試験までの期間が6か月もあり、試験勉強に飽きてしまったことが考えられます。ネットで調べたところ近年難易度も上昇しているらしく、気持ちを新たに頑張るかと切り替えました。2~3か月程度の短期間講座のあるスクールに通ってやった方が良かったなと少し後悔しています。
不動産会社の営業マンとして就職し、業務上必要な資格なので宅建を受験。宅建を持っていないと、契約の際に毎回免許を持っている上司や同僚に説明をしてもらわなくてはならず、めんどうをかけるのも嫌でしたし、時間を合わせるのもなかなか大変でした。
宅建を持っているか持っていないかで給料が変わってきますし、不動産業界の仕事で成功するには宅建の取得は必須だと考え、受験を決意しました。
勉強は、最初は会社にあるテキストを使用していました。業務上経験していて馴染みのある事が多かったのですが、試験独特の部分もあって、一発合格を狙う自分は少し不安にになりました。忙しいのに上司に聞くのも微妙だったので、通信講座を申し込んでサポートしてもらって、無事一発合格しました。