介護福祉士とは、お年寄りや身体の不自由な方の介護をする専門職で、
人の役に立っていることを日々実感できることが大きな魅力です。自分たちが考えたレクリエーションや食事のメニューなどでお年寄りたちが笑顔になるのを見たり、また、コミュニケーションがうまく取れないような精神状態の老人でも、根気強く接し続けることで徐々に心が通じ合ってきたりなど、実際に経験しないと分からない喜びの瞬間が介護職にはあるのです。
主な就職先は、特別養護老人ホーム、老人保健施設、身体障害者施設、などのサービス業です。ここ数年で介護を必要とする人の数が急増したことや、高齢者の生活の質を重視しようとする考え方が広まったこともあり、介護福祉士の必要性は年々高まっています。しかし、まだまだ人材不足なのが実情で、専門的な知識やスキルを有した介護福祉士を必要としている施設は数多くあります。
そもそも、介護の仕事自体はこの資格を持たなくてもできます。
しかし、介護福祉士は国が認めた介護のプロであることが証明されており、介護サービスの利用者や家族により信頼してもらうことができます。
さらに、介護福祉士の資格を持つ人を優先して採用する施設も急増しています。厚生労働省は介護サービスの質の向上のため、在宅や施設で働く介護職員を将来的に国家資格である介護福祉士に統一する方針を決めているのです。
そのため、介護福祉士の資格を取得すれば就職に有利になることは間違いなく介護の仕事に携わるならば、ぜひ取得しておきたい資格です。
難易度は易しめです。しかし、国家資格なだけあり、特定の学校を出ることや実務経験を積むという条件があります。筆記試験と実技試験自体はしっかり勉強すれば問題なく通過できるでしょう。確実に合格したいという方は専門的な資格学校で勉強することをおすすめします。
結婚して都心から田舎に引っ越し、特に資格もいらずに求人があった介護の仕事に就きました。先輩方からの指導もあり、日々の業務はなんなくこなしていましたが3年を過ぎた頃に介護福祉士の受験をすすめられました。昔から勉強嫌いでしたし、記憶力も落ちてきているし働きながらなんて、とはじめは曖昧に返事をし、ごまかしていました。
主人とその話になった時、資格を取る事にすごく賛成してくれて、せっかく受験資格がもらえたんだから1つくらい資格を持っていてもいいかも、仕事でも優遇してくれるかも、と思い受験する事にしました。
通学か通信かで迷いましたが、働きながらだったのと通信の方がリーズナブルで融通が利いたので通信にしました。4ヶ月のコースで4万円弱で添削課題と最後に模擬テストがありました。ペースとしては1ヶ月勉強しまとめのテスト、採点・復習という感じでした。
苦手なところを重点的に復習し受験に臨みました。筆記試験の10教科はまんべんなく点数を取れなくてはいけないので、この科目は苦手だから捨てる、みたいな事はできません。
合格率は60%前後だったので、復習を完璧にすることで無事合格する事ができました。資格を取ることで、わずかですが手当がつきました。昇格にも有利みたいですし、来年から受験資格が厳しくなるそうなので、受けてよかったなとしみじみ感じています。
おばあちゃんっ子で、子供の頃から「人の役に立つ仕事に就きたい」と考え、介護福祉士の資格を取得できる大学に進学し、卒業後は民間の老人ホームに就職しました。
仕事自体にはやりがいを感じていて続けたいと思っているのですが、給与が安く将来設計に不安を感じています。また、このことがネックで彼女の両親は僕との結婚に難色を示しており、男性が介護福祉士の仕事を続けるのは非常に困難だと痛感しています。
福祉系の4年制大学を卒業しましたが、4年間にかかった学費は400万円強で、資格の取得費用を考えれば、コストパフォーマンスの悪い資格だと思います。僕は、おばあちゃんに恩返しができればいいなと思って介護福祉士を志望しましたが、収入・安定だけを考えている人にはお勧めできません。
やりがいのある仕事ではありますが、男性には厳しい職種でもあります。就職には困りませんが、家族を持てるだけの給与を頂く事はできません。彼女との将来かやりたい仕事かで現在悩んでいます。
母が脳梗塞で倒れて在宅介護が必要になったことがきっかけで、介護福祉士の資格を取得しました。母が倒れる以前は運送業で働いていましたが、介護と仕事の両立が難しく、離職し介護に専念する事になりました。体は不自由になりましたが認知症等の症状は無く、認知症の介護に比べると楽でした。
食事・排泄・入浴等の身体介護を行うだけで、その他の時間は結構自由で時間には余裕があり、その時間を活かして何かできないかと考え、今後の事も考えた末、介護福祉士の資格の勉強を始めました。ユーキャンの通信講座にお世話になって、結果は初めての受験で合格できました。
体が弱っていたためか、母は在宅介護を始めて2年後に心不全で亡くなりました。その後、再就職をしようと思いましたがなかなかうまくいかず、介護士として働く事になりました。やはり介護職ということで給与は低いのですが、資格を持っている事で他の職員に比べて月給が2万円程度高く、資格を取得していてよかったと思いました。
3年間の実務経験を活かして受験資格が得られますので、3年間働きながらお給与頂きながら沢山勉強させて頂きながら資格がとれます。しかし、職場環境が悪いとその3年間は辛いでしょう。私は親の介護を考えて働きたいなとデイケアに就職したのが45歳。無資格で働き始めて今ではジョブリーダー手当てを頂くまでに。やる気次第で飛躍できる資格だと思っています。
正直そこまで難しくないので3年間頑張って働いて良かったなと思います。資格があれば取り敢えず仕事には困りません。50歳でも転職可能です。
私はたまたま大学時代に文系だったので社会福祉主事を持っていて、それを活かして相談員の仕事もしています。皆さん働きながらの受験なのでそこが一番苦労するところですよね。
介護職は仕事だけでも重労働ですから。でも資格を取ると見えてくる世界が変わりました。ただのヘルパーで終わらなくて良かったって思います。