知らない人はいないほど、日本で最も認知度が高い国家資格の一つが弁護士。ご存知の通り、弁護士資格は高度で幅広い法律の専門知識を有し徹底した教育を受けた者にのみ与えられる法曹資格です。弁護士はいわば法律のエキスパートであり、日々法律行為や法律事務を行っています。
では一体弁護士とは何者なのかということなのですが、これに的確に答えられる人は意外と少ないです。人々が公正で平等な扱いを受ける手助けをし、世の中の自由を守り、正義を実現させる、このように社会の理想を追求できる職業、それが弁護士なのです。
難易度に関わらず何年もの間人気を保ち続けている理由は、これらの理想を追い求める人々の正義感が根底にあると考えられます。
弁護士の働き方は、
など様々で、自分に適した働き方を選ぶことができるのも魅力的です。どのスタイルで働いていても事件を受け持ち自分の裁量で仕事を進めるのが一般的であり、そのため成果が直接個人の評価として現れやすく難しいけれどその分やりがいがある仕事です。
また、言わずと知れた話ですが、弁護士の給与の高さは他の職業の群を抜いています。その平均年収は1,000万円以上で、何千万も年収を手にしている方も数多くいます。
弁護士になるためには司法試験に合格しなくてはならないのですが、この試験は国家試験の中でも最難関レベルとして有名です。ほかにもロースクール卒業など、様々な過程を経なくてはならず資格を得るにはかなりの時間を要することを覚悟しなくてはなりません。挑戦しようという人はまずは資格スクールに資料請求してみるなどして、ぜひ本気で取り組んでみてください。
自分には小さいころから「弁護士になりたい」という夢があり、それに向け大学は私立の法学部に入学しました。
弁護士になるという思いの強さのため、当初は大学院卒業までに弁護士資格を取得するという大きな目標を掲げていました。このため、一年生の頃から勉強時間一日5時間というかなりハードな生活を送りました。
しかし、やはり最難関国家資格なだけあって一筋縄ではいきません。その膨大な試験範囲や難しい内容から、かなり苦しい日々が続きました。結果の出ない日々に何度も挫折しそうになり、やけになって友達と朝まで遊び明かすのを続けてしまった時期もありました。
そうこうしているうちに月日は経ち、現在、大学院二年生となりました。かなり力はついたという実感はありますが、まだ弁護士資格首都kに至っていないのが現状です。半ば覚悟してはいたのですが、やはりそう思い通りにはいかず、卒業後も試験に向け奮闘することになりそうです。
いつか法廷で闘える日が来ることを夢見て今後も努力していきたいと思います。
私の家は祖父の代から弁護士で、父の背中を見て、人を助ける仕事がしたいと思い、弁護士の資格を取得しました。事務所は10人程度の比較的小規模です。地方の法律事務所で、競合相手もおらず、祖父の代からの顧客も多いので経営は安定しています。
幅広い案件を取り扱っており、専門の分野が特にはありません。
家族経営なので3人兄弟の誰かが後を継ぐ事になるのですが、私は父に「経営には向いていない」と言われております。経営するには経営のセンスが必要で、仕事以外にも気を配らないといけない事が多いのですが、私はそれが苦手です。
年収は少なくなりますが、事務所を継ぐよりも将来は兄が継いだ事務所で働きながら、自分のやりたい分野の仕事(経済的弱者の救済)をしようと思っています。
弁護士の資格を持っていると、独立開業からボランティアまで様々な場面で人の役に立つ事ができるので、取得して良かったと感じています。
昔は難関資格と言われていて年収も高かったが、今は昔と全く違って厳しい状況。もし消費者金融の過払い金問題が無かったら、弁護士の仕事から全く離れてサラリーマンをしていたと思います。
私が弁護士の資格を取ったのは7年前で、弁護士過剰が問題になっていた頃です。就職活動をしましたがどこの弁護士事務所でも働く事ができず、弁護士になった初年度の弁護士としての収入はゼロでした。
知人の弁護士事務所が過払い金訴訟にも業務を広げて人出が足らなくなったので、期限付きのアルバイトとして雇われました。ラッキーなことに、そこでの仕事ぶりが評価されたのか、知人の事務所で働く事が決まりました。働く先が無く、弁護士の資格を取った後、何の経験も無いのにいきなり独立開業を迫られる新人弁護士もいる中、私はラッキーだったと思います。
弁護士は、今と昔では全く状況が違います。資格を取得しても就職できない可能性もあるので、覚悟しておいた方が良いと思います。