簡単に言うと司法書士とは、市民が法律的な相談をする際のもっとも身近な 街の法律家です。登記を通じて紛争を予防し、成年後見業務に代表される財産管理や、実際に起こった問題についての裁判事務など、「本人に寄り添って共に解決していく」ことを主な業務としています。
年齢・性別に関係なく活躍ができ、業務の幅も訴訟代理権や成年後見業務など増加しているため、年々その活躍の場は広がっています。市民に一番近い法律家として、
多くの方から信頼されるのも魅力的です。まさに、やりがいのある将来性豊かな資格が司法書士なのです。
司法書士の最大の特徴の一つが、抜群の安定性です。司法書士業務の代表は登記申請ですが、一定事項は法律上登記することが義務付けられており、土地・建物の売買など不動産登記のあるところや、企業のあるところにはほぼ必ず登記が発生します。つまり、世の中の景気を問わずいつでも司法書士の需要があるため、司法書士の資格を持っていることが職の安定性につながるのです。
また、他の資格と比較しても独立開業が容易というのも魅力の一つです。試験で学習する内容がそのまま実務に直結しているため、試験合格後すぐにでも独立開業することが可能です。もちろん、就職や企業内評価でも非常に強いアピール力をもっており、ビジネスでも大きな武器となります。難関資格として高い権威を持っているため、様々な業種でいい評価が得られます。
さらに、司法書士は女性にも人気の資格でもあります。司法書士の仕事は何枚もの書類を管理し、細かい数字や表現にも注意しないとならないため、女性が持つきめ細かさや丁寧さを発揮することができるのです。そして、独立開業ができ、自分で仕事量の調節ができるため、育児と仕事の両立ができる点も女性人気の大きな理由です。
気になる難易度ですが、やはり司法書士合格の難易度は高めです。試験範囲の広さと専門性、合格率を考えると、国家資格でも最難関レベルと評価できますが、資格取得によるメリットを考えると妥当な難易度でしょう。
独学では到底手の届かない資格ですので、チャレンジしたいという方は通信教育や、正しい指導をしてくれる専門の学校でしっかり勉強してから試験に臨んでください。
大学時代に司法書士の資格の取得を目指していました。通信講座で30万円くらいの講座を申し込み1年ほど猛勉強しました。この勉強の期間にセミナー等で出会った方々は、非常に魅力的で人間的にも優れた方が多く、司法書士の勉強を通して、その後の人生において目標となる人と出会えたので、費用は高かったですが良い経験になりました。
司法書士に合格するには、合格するぞという思いを強く持つことと、問題を解くテクニックを身につけることだと思います。そのためには、テキストを買って勉強するよりも最初から講座に入ってポイントを効率良く教えてもらうことが合格の近道だと思います。
初期費用はかかりますが、独学で何回も落ちる可能性を考えると、集中して1年講座を受けて1発合格する方が効率が良いと思います。
私は昔から法律に興味があり、弁護士になるのが夢でした。大学でも法律を専攻して勉強していたのですが、弁護士になるまでの体験談や現実を知るにつれ、その難しさのため徐々に自信を無くしていきました。
こうして悩んでいた時に見つけたのが司法書士の資格です。司法書士は市民に寄り添う法律家であり、女性でも多くの場面で活躍できる職業です。自分の周りにも実際に働く女性の司法書士の方がいて、話を聞くことができたこともあり司法書士を目指し始めました。
実際に勉強を始めたのは大学3年なってからで、資格学校に通い勉強しました。複数ある中で、自分は司法書士試験初心者の学習システムで勉強に取り組んだのですが、講師陣のレベル・教材の質は高くスムーズに進められた印象です。実際に高い合格実績を誇る学校であったため安心して学習に取り組めたのがよかったです。
苦労はしましたが、卒業後2年で合格できました。今は憧れの法律家として充実した日々を送ることが出来ています。
法学部を卒業後、地方銀行に就職し勤務をしておりましたが、4年目に転勤になりました。上司との相性が合わず、やる気が無くなり退職。一生誰かの下で働くことが嫌になり、手に職を付けたいと思い、大学時代に勉強してきた事や銀行業務の経験を活かす事のできる司法書士の資格の取得を目指しました。
資格の取得後は、地方都市の幅広い案件を取り扱う司法書士事務所に就職をしました。初めの1年間は1日12~14時間労働をしていたのに、給料は時給1000円程度のアルバイトをしていた方が割りが良い位の薄給でした。しかし、それは将来の開業を目指しての勉強のつもりだったので、割り切っておりました。
その後は、より多くの経験を積みたいと思い他の司法書士事務所に転職をしましたが、資格を持っているのですんなりと就職をすることができました。ただ、開業を目指してはいるものの、過払い金の問題が収束してからは開業しても以前のようにお金を稼ぐ事ができないと思っています。