あまりご存知の方はいないかもしれませんが、社会保険労務士とは、
誰もが快適に楽しく働けるのをサポートするのが役目の職業です。企業の経営上の4大要素「人・物・お金・情報」の中で最も重要な「人」に関するエキスパートとして活躍します。まさに今の時代、「人」に関する諸問題を取り扱う社労士のは需要は日々高まっています
まず、社会保険労務士をおすすめする理由の一つが国家資格であるという点です。国家資格は公的または民間資格よりも専門性が高く、職業的な地位が保障されているため、
社会的信用度がとても高いのです。そのため、就職難の影響もあって国家資格は近年人気が急増しており、社会保険労務士もその一つなのです。
では具体的に何をする職業なのかというと、社会保険労務士は労働社会保険や人事、労務管理に関して、入社から退社までの法的手続きや労務管理に関するコンサルティングなどを行います。近年の多様化する雇用形態の中で、労働にまつわるトラブルは絶えません。今後、コンサルタントとしての役割の需要はますます増大していくことが予想されます。
また、年金制度に関する不安を抱える人も多く、年金記録の確認や請求などの複雑な手続きを社会保険労務士に任せる人が増えています。年金問題での活躍もあり、社会保険労務士の注目度は年々高まっています。
実生活で役立つというのもまた魅力の一つです。社会保険労務士の学習内容は、日々の生活や職場環境に密接にかかわるものが多く、勉供すること自体が非常に有益なのです。得られた知識を実生活ですぐに活用できるため、成長を体感しながら楽しく続けられます。
では気になるのが難易度ですが、 社労士の試験はかなり難しいです。その高難易度の背景にあるのは試験範囲の広さです。
社労士の試験は、
の8科目から構成され、それぞれの科目でかなり勉強することが必要です。一度社労士を勉強したことある方には、そのテキストの分厚さに驚いたという経験のある方もいるのではないでしょうか。
社労士の試験対策には効率的に勉強することが不可欠になります。
例えば、「満点を目指さない」勉強をする必要があります。覚えることが膨大すぎて、全範囲を網羅しようとすると頭がオーバーヒートしてしまいます。 一生懸命勉強しても合格できない人に限ってこの傾向があり、資格を取るまでに何年も無駄にしてしまいます。
つまり、重要なのは正しい勉強をすることです。
経験豊富なプロの指導を受け、本当に必要な試験対策に絞って勉強していかなくては合格への道のりはかなり遠いと思われます。
26歳で社労士の資格を取得し、独立開業を目指し社会保険労務士事務所で勤務していました。その後3年間経験を積み独立開業を果たしましたが、開業社労士の仕事には営業力が必要で、そのスキルが不足していたため、開業当初は収入が少なく苦労の連続でした。
友人や可愛がってくれていた前職の上司に相談したところ、アルバイトとして企業内セミナーの講師の仕事依頼をいただきました。最初の頃は1回あたり1万円程度で、件数もそれほどありませんでしたが、何度か講師をしているうちに1回あたりの収入も2万、3万と増え、本業よりも講師の収入が多くなりました。(それでも、収入から経費を引いた所得は月に30万円程度ですが。)
現在は行政書士をしているのかセミナー講師をしているのかと聞かれれば、「セミナー講師」ですが、資格を生かして仕事ができています。思っていた方向性とは違った形の業務をしておりますが、行政書士の資格を取得して良かったです。
私はそれまで10数年サラリーマンとして会社に勤めていたのですが、そこでの賃金や残業時間などの労働条件の悪さのため、転職を考え会社を辞めることにしました。しかしいざ辞めてみると、不景気のためもあり思うように職が見つからないという現実が待っていました。
無職として苦しんでいたこの時期、たまたま出会ったのが社会保険労務士という資格です。この資格は、今の時代の多様化する雇用形態の中でかなりの需要がありました。国家資格ということもあり、資格取得は今後の就職、さらに社内での待遇に非常にプラスになると考え、挑戦を決めました。
このため貯金を切り崩して資格学校に通い、本格的に勉強を始めました。覚えることが膨大でかなり苦労しましたが、講師が勉強の道筋を示してくれたため割とスムーズに取り組めたと思います。
そんな努力のかいあってか、2年後ようやく資格取得できました。それを武器に就職し今では大手メーカーで人事関係の仕事に携わっています。労働環境はかなり良くなり、思い切った退職の決断も正解だったと思っています。
総務部で勤務しており、人をサポートする縁の下の力持ちの仕事にやりがいを感じていました。そのため、開業や副業等は全く考えておらず、あくまでも今の仕事で幅を広げたり、キャリアアップにつなったりすれば良いかなと思った事が社労士の資格を取得しようと思ったきっかけです。
まだ、社労士の仕事はしておりませんが、社労士の資格を取得したことで、資格取得手当を頂けるようになりました。また今の社労士のポストが空けば、そのポストに就く事ができるようになると言われました。業務の内容をより理解でき、キャリアアップのきっかけにもなったので、社労士の資格を取得して良かったと思います。
しかし、企業内で社労士が活躍できるのは、人事か総務に限られており、それ以外ではキャリアアップは限られています。僕自身は、やりたい仕事の延長に社労士があったので取得しましたが、やりたい仕事や明確な目的が無く漠然と資格を取得しようと考えるのは就職に困る可能性が高いので、きちんと人生設計をすることが大切だと思います。