管理栄養士は栄養士の上級資格であり、より高度で複雑な知識が求められます。取得には国家試験を受けなければなりませんが、そもそも栄養士の資格がなければ受験資格すら与えられないので狭き門の資格と言えます。
管理栄養士の資格を取得するメリットは、何といっても働く選択肢が増加することです。病院や行政機関など、待遇の良い施設であれば管理栄養士の資格が必要になってきます。
国家試験の合格率は20%台で、そもそも食のプロである栄養士しか受けられないことを考えるとかなりの難易度だと言えます。この理由は栄養士としての実務経験がなければ受験資格が与えられない制度のためで、働きながら管理栄養士試験に向けた勉強をする必要があるからです。
栄養士としての職業は早朝から業務が始まるものが多いため、資格の勉強をする時間が取れないというのが多くの人の本音のようです。もちろん独学で取得する人もいますが、
資格スクールなどしっかり体制の整った場所で対策をするのが賢明でしょう。
糖尿病の父を持ち、食事管理が重要であることを見てきた事もあり、管理栄養士になろうと学生時代に決めました。
進学したのは4年制の管理栄養士専門の大学です。
他にも栄養士の学校に通って実務経験を積み、管理栄養士の資格を取ることも出来ますが、早く管理栄養士の資格を取りたかった私は、勉強を頑張り管理栄養士専門の大学に進学しました。
私の行っていた大学では国家試験合格率80%であり、私も1発合格しました。合格後は病院の栄養科で勤務しています。
私が今やっている主な仕事は、患者様の日々の食事内容決めと糖尿病患者の栄養指導です。
糖尿病患者の食事指導は、父が糖尿病な事もあり日常生活でも非常に役に立っています。糖尿病患者の栄養指導は、患者様の今後を左右する大きな仕事です。
私の指導法によって今後状態が良くも悪くもなるので、責任重大な仕事だと思います。
また日々のメニュー作りも、アレルギーや宗教上食べられない物がある方、カロリー・塩分制限、高たんぱく食など患者様に合わせて考えなくてはならないので、集中力もいる仕事ですが、とてもやりがいを感じています。
大学の管理栄養学科に通い管理栄養士になりました。大学を選ぶ段階から一生使える資格を、と考えていました。管理栄養士になるためにはただ食物や栄養についてだけ学ぶのではなく、人体についてなど、医療知識も必要になるので勉強詰めの大学生活でした。
管理栄養士になるには大学を卒業すれば良いだけではなく、大学を卒業してやっと『管理栄養士の試験を受ける資格を得る』ので、その後国家資格を得る必要があります。もちろん国家資格に全員合格できるわけではありません。大学選びの段階で、管理栄養士の合格率が高い大学を受験し、更に勉強をしなくてはいけません。
大変な4年間でしたが充実した4年間でもありました。就職先は食品メーカーの研究職から病院、学校、介護施設など様々です。管理栄養士は意外と一般企業からの求人もきます。食や栄養に興味があれば様々な職に関われるチャンスもあります。
その分資格の取得難易度は高いですが、それだけの価値はあります。家庭でも栄養満点な食事を提供できるのも嬉しいです。
私は四年制の大学で学んだ後、国家試験に挑戦して管理栄養士になりました。小学校の栄養教諭として働きましたが、結婚、出産で一度退職。落ち着いてから再び仕事に復帰しました。
手取りは人によって様々な仕事だと思いますが、10万程度~30万弱と他のお仕事と振れ幅は変わらないのではないのでしょうか(大学時代の友人と話しているとそんな感じです)。私も復帰後お給料は大きく下がりましたが、夫と協力して働くのでそれほど問題は感じませんでした。
資格の取得としては難しい部類に入るのではないでしょうか。実際私の周りでも勉強についてこられない、国家試験の大きな壁にぶつかり取得に失敗する人は多かったです。
大学4年間、試験、それを考えてお給料が10万円と少しになる人もいますが、それはこの業種に限った事ではないので、結果よりも取得までが、簡単ではない資格とだけ。
とにもかくにも食べ物に関することが大好きで、小さい頃から食品に携わる仕事につきたいと思っていたので、毎日管理栄養士として充実しています。