数ある資格の中で最も知名度が高く、取得者も多いことで知られるのが簿記です。
人気なのが日商簿記試験で、既に取得しているという人も多いのではないでしょうか。
そもそも簿記とは帳簿に金銭取引を記録する、という意味であり、試験では会計の実務的な知識が問われます。直接職につながる資格ではありませんが、女性に人気の事務職などでは日商簿記3級以上を条件にしているところも多く、持っておくと役に立つ資格であることは間違いないです。
また、日商簿記1級を取得していれば4年制大学での法律学または経済学の単位取得が必須条件の税理士試験も受験することができます。当然、1級の取得にはかなりの勉強時間が必要ですが、財務や税務のスペシャリストを目指す人にとってはその入り口となるのが簿記と言えます。
学生時代に数学が苦手だった、という人にとって簿記の取得は苦痛かもしれませんが、資格スクールではしっかりとしたフォロー体制で高い合格率を実現しています。多くの求人で最低条件となる3級は中学レベルの数学知識で十分ですので、まずは試験のノウハウを学べるスクールに通うことをオススメします。
短大時代に専門学校とダブルスクールで簿記2級まで取りました。簿記の知識がまったくなく、本屋で簿記のテキストを少し見ても自分で勉強できる気がしなかったのでダブルスクールを選びました。短大の授業、アルバイト、専門学校とかなり大変な生活でしたがなんとか簿記2級を取ることができました。
短大だと求人も一般職が多いので、事務職に就くために簿記は有利になると聞いていたので、将来のことを考えてなんとか頑張ることができました。
同級生は簿記3級は取れても2級に受かっている人はなかなかいなくて、会計知識がほとんどない学生が簿記の資格を取るのはとても難しいと思っていました。
そんな中で2級まで取れたことが自信になって、就活の時も自信を持ってアピールし、応募した企業のほとんどに受かりました。短大出で簿記2級を持っていることを企業の方に褒めてもらうことも多くて、本当にあの時頑張って良かった!と思いました。
今は経理の一般職として働いていますが、簿記の知識はとても役に立っています。私の友人でも、簿記の資格を取った子たちは就活がとてもスムーズに進んでいました。
大学時代経理に興味があった私は、なんとなく簿記検定を受けました。
ユーキャンの3カ月の通信で3級の勉強をしました。理数系だった私には簿記の勉強自体は苦痛ではなく、計算ミスさえしなければ簡単に覚えられるものでした。簿記を一発合格した後は、就活時には有利だったかもしれませんが、就職後は仕事に活かす場面は全くありませんでした。
しかしその後自営業の夫と結婚した為、私も退職し自営業を手伝う様になったのですが、その時に簿記資格が活躍することになりました。
簿記資格を持っている私がいることで、青色確定申告が出来るようになり、所得税・住民税の優遇措置を受けることが出来ました。5~6万安くなるので、本当に家計が助かります。税理士を雇う必要もないのでコストも抑えられます。
今までは簿記を取得しても使うことはなく、ただ持っていただけですが、ここに来て役に立っています。自営業をしていなくても、家計の見直しなどにも使えて、簿記は実用的な資格だと思います。
販売職をずっとしていましたが、体力的にも精神的にもノルマに追われるのに疲れ、事務職への転職を考えていました。もちろん事務職で使えそうな資格は持っていなかったので、女性が持っていて良かったという資格を紹介しているサイトのランキングを見ていました。
販売職で一応店長をやっていたので、店の売上管理などもしており、簿記の資格なら取れそうと思い勉強を始めました。簿記3級の勉強を仕事の休憩中など少しずつして、1年半くらいかけて取りました。
参考書と問題集の2冊を3周くらいしたと思います。
簿記に合格して転職活動を始めたのですが、30代事務未経験だとなかなか上手くいきませんでした。
簿記を持っていても実務経験がないととお断りされることも多く…でも派遣社員ではありますが、なんとか事務職として働くことができています。
簿記の合格は販売職から抜け出すきっかけになったので、これからは派遣として事務の実務経験を積んで更にキャリアアップを目指したいです。
商業高校で全商簿記に合格しましたが、全商は就職にあまり役に立たないと聞きました。ショックでしたが、進学した大学で日商簿記を取り直しました。取り直して、この2つは試験範囲や内容が違うことがわかりました。
簿記の基本はできていたので0からのスタートでないのは幸いでしたが(大学の簿記の授業では友人が基本を理解できず苦しんでいました)、今回の日商簿記は工業簿記も入ります。新しい要素が加わる形でしょうか。
私の持っている全商2級は、日商3級程度と言われています。因みに、就職で目にとめて貰えるのは3級ではなく2級程度から。仕組みを理解して行くのにはちょっと難しいかもしれません。
先述の友人は大学の授業でついていけず、テキストや少し前に出ていたHow toのゲームソフトに助けを求めていました。
色々格闘していましたが、結局その期の試験では合格せず、2回目の受験で合格していたようです。私は何とか1回で合格しましたが、下地があっても難しかったと感じました。
これが就職でどのように活かせるかまだ分かりませんが、さらなるレベルアップを目指せる実用的な資格とは先生が言っていたので満足です。