ラクダに乗って砂漠を一回り。現地の人々が印象的でした。｜エジプト（ピラミッド）の口コミ

大学生の頃、同じゼミの友人とエジプトを訪れました。モロッコへ行く途中のトランジットでしたが、一泊してピラミッドへ。海外で世界遺産に触れることはなかなかないので、楽しみな反面、少し緊張していたと思います。

ホテルからピラミッドへはタクシーを利用しました。しかしまずタクシーを選ぶところから大変で、日本人と分かるやいなや、現地の人が続々と自分のタクシーに誘ってきます。ようやく乗ることができて安心したのもつかの間、今度は降りるときにタクシー代を吹っ掛けられ、とにかく到着までがてんやわんやでした。こういったお誘いは、ガイドツアーだのお土産だのと、到着しても至る所でありました。

事前に用意していた海外旅行で使える学生証を提示して、学生料金でチケットを購入しピラミッドへ。意外と周辺に建物がある、という話を聞いていたので、あまり景観的に期待していなかったのですが、間違いでした。ピラミッドの近くに行けば、もう砂漠とピラミッドしか見えません。側面を少し登って見ましたが、とにかく岩が巨大で、その大きさに圧倒されました。

玄室にはとても急な階段を登って行きました。最初は腰を屈めていたのですが、しばらく進むと天井が急にひらけて、またしばらく進むと、暗く小さな部屋がありました。棺のようなものが中央に置いてあり、部屋をぐるっと回って出てきたと思います。

ピラミッドの外ではラクダに乗れるようだったので、それにのって砂漠を一回りしました。ここでも、ラクダに乗る素振りを見せただけでたくさんのラクダ屋が集まってきて、こっちはいくらで乗れますよと大騒ぎでした。ラクダを引いていた小さい子どもからはバクシーシをねだられ、とにかく意思を強く持つことが大切かなと思いました。

短い滞在でしたが、肝心のピラミッドより、現地の人々のたくましさが印象的でした。