30~50代の独身者を狙う婚活詐欺の5つの手口
こんにちは。
恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
便利な婚活サービスが普及するほど、それにまつわるトラブルも増えております。ほとんどの方は、真面目に出会いを探して利用していると思うのですが、気を付けるにこしたことはありません。
婚活パーティー、婚活サイトで知り合った相手は営業目的だった
婚活サイトで爽やかな男性から「いいね」があって承諾してしまった。会話も弾み、会うことになったらお金が儲かるというセミナーを勧誘されたという話を聞いたことがあります。
あとよく聞くのは会ったら保険の営業マンだったとかネットワークビジネスの勧誘という話。
婚活パーティーで出会った不動産営業マンから「将来はどんな家に住みたい?」と聞かれて楽しく会話をしていたら、ついつい投資マンションを契約してしまったという事例もあるそうです。
私も
「婚活や恋愛のセミナーもやっているんです。一緒にイベントやりましょう」
と保険の営業マンから誘われたことは何度かあります。もちろん全部お断りしておりますが。
同性だから安心?その婚活仲間は集客目的かも
異性には気を付けるけれども、同性だと気を許してしまうということはあるでしょう。婚活をするほど、「いい男がいない」という話題で結束し婚活仲間が増えるという女性がおります。
そんな婚活難身民同士でつるむから結婚できないのですよ!
「でも婚活情報をくれるし、 合コンにも誘ってくれるからつながっている」って婚活仲間がいる方は居ませんか?彼女から誘われるタワマンパーティー、女性無料のセレブパーティーとか華やかなイベントは既婚者多くなかった?
友達を招待したら参加費のうち何割かキックバックするという仕組みで集客しているイベントもあります。そのイベントに集客するために婚活女性を探している女性もいるんですよ。
婚活パーティーで知り合うステキな男性が既婚者だった
指輪の有無では独身かどうかは判断できません。結婚相談所は入会に当たり「独身証明書」という公的書類の提出を求めておりますが、多くのもっと気軽に利用できる婚活サービスは免許証などの身分証提示だけなのです。免許証では独身かどうか判断できません。カジュアルな出会いの場に既婚者は大勢いると思います。
ある婚活イベントに参加した男性から参加後にお礼のメールが届いたそうです。
ステキなイベントを企画してくださってありがとうございます。・・・・・
・・・妻とは別居中で、普段の生活では新たな出会いもなく。またぜひ参加させてください。
別居中だって離婚していないなら、既婚者でしょ!悪ぶれる感じもなく書いてあって呆れたそうです。
結婚チラつかせてお金を要求する結婚詐欺師
最近あった事件では、オリエンタルランド勤務の34歳男性が、妻子がいることを隠して交際している40代女性に「会社が潰れそう。パイロット養成学校に入学してヘリの操縦士になりたいけれど学費が足りない」と言って現金600万円以上をだまし取ったそうです。(プライムニュース https://www.fnn.jp/posts/00421900HDK)
実年齢を隠していたのかもしれないけれどそんな年下男性が近づいてきたことに不信感は持たなかったのでしょうか?
婚活サイトで出会った30代女性は男性から
「君とは付き合えないけれども君の病気は直せるから400万円を貸してくれ」と言われてお金を振り込んでしまったそうです。(埼玉新聞 https://www.47news.jp/3312206.html)
男性会員がいないのに「いい人が入会しました」という悪徳結婚相談所
自分の見る目に自信がないのならば、ちゃんと独身証明書を提出している会員と出会える結婚相談所を利用するほうがいいでしょう。とはいえ、結婚相談所なら安心と思えばそんなことはありません。
医師弁護士などのハイステータスな男性に出会える等と謳い、50代女性から入会金騙しとったとして「ロータリーマリッジ倶楽部」という結婚相談所の運営者が逮捕されました。会員は女性のみで男性会員はいなかったそうです。(毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20190220/k00/00m/040/132000c)
実際はこういう結婚相談所たくさんあるのではないかと思うのです。過去にも「全然で会えないから退会しようと思って話をしたら『ちょうど素敵な男性が入会したの』と言われて嘘だと思ってそく退会しました」なんて話は聞いたことがあります。
婚活していることも恥ずかしいのに、その結婚相談所で騙されたなんてなおさら恥ずかしくて泣き寝入りする方も多いでしょう。
個人経営の結婚相談所の場合、通常は「〇〇仲人連盟」「△△結婚相談所協会」といった連盟に加盟して、同じ連盟に加盟している他の結婚相談所の会員と自分の会員をお見合いさせる仕組みです。自社だけで会員を集めているわけではないのです。
このロータリーマリッジ倶楽部のHPを見ると、どこに加盟しているかも何も表示がないのです。おそらく、どこにも加盟していないのでしょう。
どこかに加盟していれば安心という訳ではないのですが、もし結婚相談所を利用するのなら「どこの連盟に加盟していますか?」と聞いて説明してもらいましょう。
基本的には甘い話を信用しないように。30歳を超えると、ステキな男性が寄ってくる確率より、胡散臭い奴が寄ってくる確率がどんどん高くなります。年相応の人を見る目があればいいのだけれど、失敗を避けてきた経験値が低い箱入りおばさん、箱入りおじさんはいいカモになりえます。
お金を請求された、裸の写真をネットにばらまくなど脅迫された場合は刑事事件になりえますので警察署に相談してみましょう。既婚者であることを隠していたという場合の相談窓口は弁護士に相談ですが、これも対応してくれる弁護士も少ないでしょう。
私も年に1~2件、こんな相談を受けることがあるのです。そこから立ち直って新たにまともな方と出会って結婚するためのお手伝いはできますが、詐欺師への対応はせいぜい、こうした記事で二次被害防止を呼び掛ける程度です。
過去にはこんなご相談もありました。
▶【LINE画像あり】婚活サイトで会ったヒドイ男の話
HP:ベストパートナープロジェクト
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。