自称「婚活疲れ」って、『間違った努力』してない?願って祈って動かないあなたへ
こんにちは。
婚活コンサルタントの菊乃です。
「すごく頑張っている。結婚相談所も昔はいっていて
うまくいかなくて辞めました。もう疲れちゃった」
そんな相談者は多い。
婚活疲れという言葉をご存知でしょうか?
出会いが欲しい、結婚したい、彼氏が欲しいといっているくせに
男性と会うのが嫌になるのだ。
就職活動だって受験だって途中で辛くなって、息抜きしながらもやりましたが、
そういう「息抜き」レベルと婚活疲れはちょっと違う。
「就活」と「婚活」で大きく違うことは、共感者の存在
同級生と一斉にスタートをしている受験、就活は励ましあいながらやれる。
「あの問題はないよね」「面接でああいう質問はないよね」
と話しながらお互いの境遇を分かりあう人が身近にいる。
あなたが頑張って辛いというのを分かってくれる人がわりと身近にいて、話がしやすいのだ。
ところが、婚活はこの辛いのを分かってくれる人があまりいない。
受験生が放課後にテスト結果の愚痴をいうように、
婚活疲れを分かりあう独身女性が集まれば男の悪口をいいあう女子会になる。
受験勉強はたった一つの正解が決まっている。
愚痴をいいあおうがその「正解」に向かう姿勢は変わらない。
男女間のことで「正解」はありそうでないのだ。
似た者同士が集まれば「自分普通説」「いい男絶滅説」を信じるようになる。
その愚痴、承認欲求が満たされるだけで終わってませんか?
女同士が集まれば
「出会いがないんだよね」
「そうだよね!」←共感
「出会いの場にいってもそもそもいい男がいないんだよね」
「だよね!」←共感
「生理的に受け付けない男から連絡先を聞かれた」
「あり得ないよね!」←共感
と結論が出ないのに、承認欲求が一時的に満たされとても心地よくなってしまう。
しかし男と会話をしても、共感なんてしない。
さらに認めてくれる人・ところに依存するようになるのだ。
「大変なの分かって」「辛いの分かって」「私のこと分かって」
と分かって欲しくなる。
こんな女性たちは、もしかしたら同僚や友だちが「○〇すればいいのに」と
問題解決のアドバイスを言っても耳に入らない。
パートナーが欲しいのではなく、自分を分かって欲しいだけになるのだ。
潜在意識を変える、婚活リップを買う。それもいいですが……
30代ならば同級生の半分が結婚し分かってくれる人がさらに減る。
そんな女性がハマるのが、スピリチュアル、引き寄せの法則、占い、神社巡り等だ。
「運」や「心」を変えようとしだして、見当違いな努力をしだす。
男性と一切会わず願って祈って幸運に近づいていると錯覚しだす。
近づいているのは更年期だけだと思うんだけど。
「引き寄せの法則?なにそれ?」
というのがごく普通の一般人の反応でしょう。
ある女性は「潜在意識を変えれば、願いが叶う」
という教えにすがって潜在意識を変えようとしていました。
とはいえ何年前に買ったのか分からない靴を履いて、服は毛玉だらけ。
潜在意識の前に1日で変えられる服装から変えようとお伝えしましたが…。
ある「婚活リップ」とマスコミで紹介されたベージュピンクの口紅を持っているのに
普段の化粧直しすらしない女性に会ったことがある。
特定の女性のことではなく本当にこういう方は多い。
受験生なら受験勉強をしっかりして、初詣で合格祈願をして、
実際の努力と願うことの両方をやっているのに
なぜかアラサー以上になると願うことの片側だけになってしまう。
それ、1ミリも努力していないんだよ。
楽な方に流されて自分を甘やかしているだけだぞ。
幼いおばさんどもよ、自分と向き合う勇気を持て。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。