25歳、29歳、34歳、39歳の違い。気づいてる?婚活スタート年齢で大きな差。
こんにちは。
婚活コンサルタントの菊乃です。
この仕事をして7年目。740人前後の方がご相談にいらっしゃいました。
大学生~40代まで年齢は幅広い。
「まだ一度もお付き合い経験がないんです。どうしたらいいでしょうか?」
と24~26歳ぐらいでご相談にくる方は半年以内にだいたい彼氏ができる。
まだ若いのだから大丈夫ということはない。
大学を卒業する時に年齢=彼氏・彼女いない歴の人は女性22%、男性30%だ(フレッシャーズ2013年)。
コンパもゼミもサークルもアルバイトもあり、同年代の男女の接点がたくさんある大学でさえ恋人ができなかった人が社会人になったらなおさら難しいのだ。
大卒までに「交際人数0人」の人達は社会人になってどうなると思いますか?
30歳の時点で年齢=彼氏・彼女いない歴の人は女性14%、男性30%です(明治安田生命生活福祉研究所2013年)。
全員が大学に進学するわけじゃないのですが、仮に大学卒限定でみてみると卒業の時に一度も付きあったことがない女性は63%の確率で30歳の時も交際経験がない。男性にいたっては大卒時点で交際経験がなければ限りなく100%に近い確率で30歳の時も交際経験がない。
22、23歳ぐらいの時に一つの差がつく。しかし、まだ24~26歳ぐらいなら余裕で挽回はできるのだ。ここで気が付く人は優秀!
差がつく年齢その1:25歳前後なら、まだ若くて挽回できる
同級生もほぼ独身。
24~26歳ぐらいの人がだんだん異性のことを意識し始めても周りの上司や友だちなどは「あ~、この子もそんな年だよな」ぐらいにしか思わないでしょう。
「いい人いたら紹介してほしい」といっても誰か紹介してくれる。
街コンや婚活イベントに参加しても若い部類だ。
24~26歳「勇気を出して初めてそういうイベントに行ったんですけど、普通の人が大勢参加しいてました。楽しかった。連絡先交換をした人もいて、今度二人で食事いきます」
という報告がほとんど。
26歳ぐらいは婚活も恋人を作るのも楽なのだ。それほど「若さ」は価値がある。誰にでも平等にあるのに、過ぎてから気が付くんだよね。
26歳ぐらいでまた差がつく。
とはいえ、24~26歳ぐらいの年齢で危機感を持てずに20代がもう終わろうとする29歳前後でご相談にくる方は多い。
私も28歳の終わりごろに「このままだと一生独りだ」と気が付いた部類です。
差がつく年齢その2:29歳は女性の平均結婚年齢だが……
同級生の結婚ラッシュがあるのが女性は29歳ごろ。
女性の平均結婚年齢は29歳です。国立社会保障人口問題研究所の調査によると結婚までの交際期間は4.5年。
29歳で結婚した人は24歳の時に交際スタートした人とゴールインしているのです。
29歳ごろで焦って結婚相談所や婚活イベント、お見合いパーティーに参加をすると
「いいなと思う人からは振り向いてもらえないのに、興味がない人からしか話しかけられなかった」
「いい人がいない」
という報告をよくもらう。
そりゃそうだ。
「ステキな人」と思える同年代は相手がいるのだ。
29歳ぐらいで焦るのは出遅れているのだが、悲しいことに人は自分を「普通」と思う。偏差値50と勘違いする。そしてそんな場に出ていけば、偏差値51~52ぐらいの異性とだって付き合えると思い込む。自分が偏差値45ぐらいとも気が付かず。
とはいえ、29歳はサボらない方が多い。
職場のイタイ独身30代を見て「あんな風にならないように頑張ろう」とする。
まだ素直にアドバイスも聞くし柔軟に対応ができる。
髪も肌もまだまだキレイ。
磨けばいくらでも光るのだ。偏差値50に持っていくことも十分可能。
しかし、「類は友を呼ぶ」という言葉があるでしょう。
29歳ぐらいでも全く焦らない人同士でつるんでいるケースがある。女子会三昧だったり、男なら自分の趣味に没頭していたり。見たくない現実から目をそらしながら、若さを無駄遣いする人たちが大勢いる。
30歳ぐらいでまた大きな差が出る。
結婚、産休、育休、出産、家を買う等の私生活の通過儀礼をこなしていく人と、独身者はだんだん疎遠になりやすい。独身でも既婚者の友達が多い人ほど結婚しやすいのだが、時間とお金の使い方が違うのでだんだんと価値観が合わなくなる。
小休止?:30歳を越えて「アラサー」気取りは痛い目にあう
30歳になるまでに焦った人も、31歳になると気が抜ける。
「まだまだ大丈夫でしょ」
と焦らなくなる。
アラサーという便利な言葉が生まれ「30歳」という節目をぼかしてしまった。28歳も31歳も違いがないように錯覚する幼いおばさんが多く発生する。実際は28歳なら許せても31歳ならドン引きすることはたくさんあるのに。
28歳で実家暮らしでも何も思わなくても、31歳実家暮らしならイタイでしょう。
しかし、31歳でパートナーがいない人は焦りもせず、あっという間に32歳になりやすい。
そして時間をムダに使い、アラサー最後の年、34歳になる。
このぐらいの年齢で相談にくる方も多い。(31歳、32歳より多い)
差がつく年齢その3:34歳は周囲の目から「そういう年齢」と感じる
34歳だと周りに紹介をお願いしても
「みんな結婚していて紹介できる人がいない」
といわれる。また周りが恋バナを振らなくなる。触れてはいけないテーマになってくる。
婚活イベントなどに行っても
「変な人しかいない。普通と思える人がいない。自分も同じレベルかと思うと悲しくなる」
という報告をもらうことがある。
不妊治療で助成金を出す自治体があるけれど、年齢の上限が34歳までというところが目立つ。フランスは34歳までの不妊治療は保険適応。
子どもを産みたいなら34歳までというのがフランスはスタンダードらしい。フランス人と日本人の胎盤が異なるわけじゃない。声高らかにいう人は少ないが、34歳はそういう年齢だ。
34歳ぐらいでまた大きな差が出る。
でもね、34~37歳で初めて彼氏ができたという方もご相談者には大勢いる。厳しい現実も受け入れて、数人からドタキャンされたり、婚活イベントで空気のような扱いを受けたりしながらその都度振り返って、感情に流されずにPDCAを回していったの。
だんだん、様々なご縁に「感謝」の気持ちが生まれていく。カンタンとは言い切れないけれど、自分と向き合う勇気を持てば大丈夫。
最後の境目:39歳と25歳の一番の違い
39歳で相談にくる方も多い。
ここまでくると、独り身でいた理由探しのプロだ。他人が聞けば「いい訳」なんだけれど。
「親から褒められなかったから私は自己肯定感が低くて」
「自分に自信が持てなくて」
「コミュニケーション力がなくて」
「仕事が忙しくて」
25歳前後で相談にくる方は責任転嫁をしないのに…。
「たまたまこの年まで独りだった」
という言い分は
「たまたま1時間遅れたんです」
という遅刻者の言い訳と同じだ。
締め切りを察することができなかったのはモテない以前にアホ。そこを受け入れて、スタートしてみないか?
だって今日が一番若いんだよ。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。
- 関連キーワード: