行政の婚活支援サービスは質が低く、無駄な税金を使っている
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
今回は自分のブログにも、ニュースサイトに連載しているコラムにもかけないことを書きます。
たま~に、私は自治体が行う婚活イベント、セミナーでお声をかけていただくことがあります。
内閣府が『地域少子化対策重点推進交付金』という助成金を出しているためです。
要は各地域で婚活イベントなどを行うために国がお金を出すというもので、従来の婚活パーティーよりも安く参加できるのがメリットです。
各自治体は本当に婚活イベントを成功させたいのか?
ド田舎の商店街が市からの委託で街コンを手伝って欲しいといわれたことがあったそうだ。第1回を開催し、2回目を開催するかどうかというときに友人伝いで主催者の方から私のところに相談が来たのです。
相談内容はこちら!
↓↓↓↓
「ジャージで来る男がいるのだけどどうしたらいいですか?」
EXILEならいざしらず、崩れた体型の非モテ男がジャージで婚活イベントに登場するのだ。
私はそのイベントの参加費を見て「参加費を上げて、かしこまった雰囲気のイベントであることを伝えるPRをしたら」とアドバイスをしたのですが「参加費は市で決められている」とのこと。
そのイベントは交付金もでているため利益を出してはいけないので、参加費が1,000円とか500円とか格安なのです。
そして、愛読者層がおそらく高齢者であろう市報に載せるイベントなのでそんなにゴージャス感も出せないのだとか。
参加者のレベルが目を疑うぐらい低い
別のド田舎の別の行政担当者から言われたのは、
「婚活イベント会社がやっているようなお見合いパーティーとかに行けないような人が集まっちゃう。普通レベルだったらすごく目立つ」
というもの。私もその田舎の婚活イベントを手伝わせていただいて真っ先に後悔したのが自分の服装でした。
髪をまいて、ワンピース、ジャケット、黒のパンプスの私が一番派手でした。(言い訳させてもらえば、そのド田舎の中でも一応、シャンデリアと金屏風があるようなオシャレな会場を借りて開催するイベントだったのですけど…私間違ってる?)
「私は何かの被害者の会にでも紛れ込んだ?」
と思うほど、女性も含めて服装が地味でスカートがほぼいない。作業服のまま着ちゃった男性、ノーメイク+ジーパン女性も多かった。
その中でもおそらく市役所の担当者が友だちに声をかけて来てもらったであろう方、私のブログ告知をみて参加した方はまともで目立っておりました。
普通かちょっと地味でもニコニコして愛想がいいぐらいの方々がものすごく光って見える場が行政主催の婚活サービスなのです。参加費は格安。
婚活イベントなのにもかかわらず、ジャージで来るとか、ノーメイクで来るとか、きちんと社会人として働いているのかが不思議なレベルの方までおります。
逆に考えれば、8~9割の方があなたの引き立て役になってしまうであろう楽勝な婚活イベントなのだ。しかも参加費は無料か格安。
まとめ
いい男もいい女もほぼいないけれど、普通のあなたが主役になれ輝いて見える婚活イベントだと思う。「○〇市 婚活」「○〇県 婚活」等で検索すれば出てくるでしょう。
私が言うのはおかしいかもしれませんが、この交付金は働くお母さんが2人目以上を産みつつ仕事もできる社会実現に使うのがもっとも効果があると思います。注文は付ける癖に自分で選ばれる努力をしない奴らに1円も使ってほしくない。
しかし、すでにあるものは賢い読者の方が有効に活用してください。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。
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