婚活がゲーム感覚になり、いつまでも結婚できない「万年婚活中」の実態
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
企業・個人・自治体が主催する婚活イベントのポータルサイトというのが地方には存在します。
自治体主催の婚活イベントは無料~2,000円とリーズナブルなのが魅力。
そういう婚活イベントをはしごして渡り歩いている婚活の専門家がいる。
「今日は5人の女性と連絡先交換ができました」
ある男性は得意げだった。スタッフとも顔なじみ。
参加者からしてみたら「なんなんだ!コイツは?」とツッコミたくなるような存在です。
営業じゃあるまいし…と思うのですが、連絡先を交換した異性の数に達成感を覚えて、獲得がゲーム化する男性がいる。
しかし、本人は彼女すらいない。
社会人サークルは婚活よりも今を楽しむ人の集まり
ある医療機関勤務の女性は30代前半のころに
「結婚相手が欲しいし社会人サークルに入ろう」
と社会人サークルに加入したそうです。確かにそのサークル内で結婚した人も大勢いた。
しかし、多くの会員はみんなでスキーに行ったりテニスをしたりワイワイするのを楽しむことが目的になってしまうらしい。
男性から誘われることが無かったわけじゃないらしいのだが、
「次にBBQあるらしいけど、行かない?」
と二人きりで会おうといわれるのではなく別のイベントに誘われるだけだったらしい。
いつもみんなで会うメンバーから二人きりで会う関係まで発展させられず、ある時彼女は
「この方法は私にあっていないのかもしれない」
と気が付いてサークルを退会した。
その後、友人からの紹介出会った男性と結婚しました。
ご相談に来る方の話を聞いていても、3対3の合コンにいったのに連絡先を交換しないで帰ってくる方はザラ。つまらなかったのかといえばそうでもない。
「盛り上がったし、楽しかったですよ」
という。
その場をワイワイ楽しむことが目的化して、パートナーを作るということを忘れてしまうのだ。
いつの間にか婚活ではなく楽しむことが目的となっている
婚活イベントに関わったときに、参加者が自然体で話せるように共同作業やゲームを入れることがあります。
そうすると楽しむことに集中しすぎて女性とほとんど話せない男性が半分くらいでてくる 。
主催者の私は彼らに話しかけるし連絡先も交換します。
「すごく楽しかったです。また誘ってください!」
「また企画してください!」
と彼らは参加した満足度は高そうだった。
主催者としては複雑な気分。楽しいのは結構だけれど、嫌われる勇気をもって女性を誘うことのほうが大事なのに。
イベントに参加してワイワイしていれば寂しくはないだろう。
しかし、出会い探しがレジャー感覚になったらいつまでも婚活を卒業できなくなる。
立ち止まって、自分の目的を確認しよう。
生活を共にするパートナーと出会うことが目的じゃないのかい?
イベント参加が夢中になるというタイプの方は、マッチングサイトやFacebookアプリで初めから1対1で会うスタイルのほうが迷走しないでしょう。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。