婚活サイトに潜む婚活詐欺師たち
こんにちは。
恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
先日、びっくりニュースがありました。
70代無職男性(大津俊)が30歳大手企業勤務と偽り、婚活サイトで知り合った30代女性から1回も会っていないのに、数百万円を奪ったというニュースです。
その行動力と頭脳があるなら人材としていくらでもニーズありそうなのに…。どうも、大津容疑者は他にも余罪があるようですね。
会っていない相手が自分のクレジットカードで買い物をするなんてありえるの?
長崎県在住の大津容疑者は千葉県在住アラフォー女性とマッチング。何らかの方法で彼女のクレジットカード番号を入手して、そのお金で買い物をします。
女性が大津容疑者を疑いますが、大津容疑者は「あなたに、僕の身の潔白を証明するから、探偵を雇いたい。お金が足りないから少し出してくれないか」と打診し口座に100万円振り込ませたそうな。
この時も、彼女は大津容疑者に会っていないそうです。「海外出張が」「腰が痛い(なんかこれは本当っぽい)」と嘘をつき会いたがる女性の願いをかわし続けたそう。
会ってもいないのに、なぜクレジット番号を大津容疑者は手に入れることができたのでしょうか。
カード番号盗用の手口
大津容疑者の手口は分かりませんが、もしかしたらカード番号盗用かもしれません。
平成28年度のクレジットカード不正利用被害額の62%が番号盗用による被害だそうです。
カード番号盗用偽のショッピングサイトのURLなどを送り、相手にクレジットカード番号、有効期限を入力させて番号を入手するのが王道の手口だそうです。
例えば、マッチングした相手とこんなメッセージのやり取りをしたとしたら、
男「来週は誕生日なんだ」
女「おめでとう。会った時にプレゼント送るよ!何がいい?」
男「うれしい!一緒に過ごせるだけで幸せなのに、いいの?いつも一人だったから誰かにお祝いしてもらえるだけでうれしい!今、ちょうどほしいものがあって。このサプリなんだけど。」
偽ショッピングサイトのURLを送る。
女「いいよ。これ、私からのプレゼントね」
クレジットカードで決済完了。カード番号は男性の元へ。
ネットショッピングはクレジットカードの番号、有効期限を入力すれば買い物ができてしまいます。すぐに転売可能で現金化しやすい商品を買えばお金が入りますね。
見知らぬ人が送るサイトは気軽に開かない
他にも婚活サイトで知り合った人から、
「連絡先が変わったからここにアクセスして」
と課金サイトのURLが送られて来たという事例もあるようです。
気軽に知らない人から送られてきたサイトにはアクセスしないようにした方がいいですね。会う前にLINEの連絡先を教え合う方もおりますが、リアルで会う前のメッセージは婚活アプリ内の方が無難かも。
全てのアプリがそうなのかはわかりませんが、婚活アプリ内メッセージではURLを掲載してもリンクにならないようになっているところが多いと思います。その為、詐欺師は会う前にLINEを交換したがるかと。
詐欺師が利用しにくいサービス
ゼクシィ縁結びはリアルで会う前にLINE交換をしたくない慎重な人向けに、初デートを仲介してくれる機能がついています。
大津容疑者は大手企業勤務30代男性を装っておりました。年収をいくらに設定していたか定かではありませんが。ユーブライドの場合は年収700万円超の場合は年収証明書を出さなければいけません。その為、実際はもっと年収が高いけれど「年収600万」としている高収入の方が多くいるそうです。
逆に自称「高収入」に見せたい詐欺師にとっては利用しにくい婚活サイトかもしれません。
ゼクシィ縁結びの詳細ユーブライドの詳細おすすめ婚活サイトランキング
HP:ベストパートナープロジェクト
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。