【必見】「自称カリスマ仲人」の悪徳結婚相談所の見抜き方【実話】
こんにちは。
恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
私はマッチングをしておりません。合コンや婚活イベントを企画することはあるけれども、ネットで検索すればたくさんそんなイベントは出てくるし婚活サイト、結婚相談所もたくさんあるので私がやるまでもないかと思いまして。
何から始めたらいいか分からない方や、出会いの場に行くけれども交際に至らないとか、理想の男性から誘われない等のご相談にいらっしゃる方が多いです。
そんな何から始めたらいいか分からない〇〇県のケイコさんがメイクのセミナーに参加されたのは数か月前。自分の手できちんとメイクをするようになり自信が出てきたケイコさんは、婚活をしてみようと決意されたようです。
最近ケイコさんから「菊乃さん、結婚相談所に入会したのですが全くお見合いをセッティングしてもらえなくて…どこもこんなところなのでしょうか?」と質問がありました。
テレビ出演などの実績があるからと言ってあなたにとっていい仲人とは限らない
ケイコさんはある結婚相談所のブログを見つけて自分の地元だったためそのHPをみたそうです。
「テレビ出演」「20年以上の実績」「登録会員8万人」「これまで400組カップル誕生」「カリスマ仲人」という実績が並びその相談所に興味を持ったそうです。私もその後そのHPを見ました。
資料請求をしたけれども資料はいつまでたっても送られてきません。実際に予約をして相談所に説明を聞きに言った時にも資料が届いていないことを伝えたそうですが
「そうですか」
ぐらいの反応だったようですが、おおらかなケイコさんはさほど気にしなかったそうです。その後、実家がある遠くの市役所から独身証明書を取り寄せて正式に入会しました。
お見合いは相談所のパソコンからだけ
結婚相談所に入会するのも初めてだし仕組みがよく分からないケイコさん。相談所のパソコンで男性の会員データを見せられました。「相手の情報は家でも見れるけれど家では制限があるからここで見たほうがいい」といわれたそうです。
入会手続きをした日に5人の男性をみてお見合い申込みをしてみたそうです。「多分、男性側からもお見合い申込みあると思うからそしたら連絡するわね」といわれてその時はメールや電話などで連絡が来るのだろう思ったとか。
ケイコさんが不審に思ったのは、数日後結婚相談所から相手の男性の情報が郵送で届いたからだった。
「このご時世に個人情報が郵送で届くってどういうことだろう」
お見合いの話が進まない
結婚相談所に入会して2週間たった。お見合い申込みをした5人の男性とのお見合いがどうなったのか全く連絡はない。ケイコさんがメールを送っても返信はなく電話をしたら…
「メールはみなかったわ。迷惑フォルダに入ったのかな。一人から断られて別の人にお見合い申込みして返事待ちなの」といわれたという。
モヤモヤして怪しいけれど誰に聞けばいいかもわからない。そこで私がメールを頂いたのでした。
普通は自分のスマホで男性を検索できるようになっているし、このご時世に郵送で相手のプロフィールを送ってくるなんてところは聞いたことがないと伝えました。仮にそういうシステムだとしても、連絡が雑すぎですよね。
どこの団体に加入しているかを調べる
私はケイコさんに確認してもらうことにしました。
結婚相談所の仲人さんというのはフランチャイズでどこかの団体に加盟して、そこの団体に登録している婚活会員と自分のお客様のお見合いをセッティングするのです。「IBJ(日本結婚相談所連盟)」「良縁ネット」「BIU(日本ブライダル連盟)」「日本仲人連盟(NNR)」「日本結婚相談協会」等があります。
HPなどに登録している団体名が普通ならば書いてあるはずなので、どこに加入しているか調べて欲しいと伝えたのです。
ケイコさんは調べたのですがどこにも団体名が書いてありません。その後私もその結婚相談所の名前を教えてもらったのですが、どこにも加盟団体名がありません。それどころか、料金もありませんでした。
これは怪しすぎます。もしかしたらどこにも登録していないのかも?
入会金返金と資料返却を求めた結果
私はケイコさんに正当なサービスを受けていないし怒ってもいいぐらいだよと伝えました結婚相談所のサービスは婚活している実態を隠したいために、会員が悪い評判を流すことはありません。
数万円払い全くお見合いをセッティングされないどころか、管理体制や運営体制も怪しいところは辞めたほうがいいでしょう。
ケイコさんが退会を申し出ると、提出した資料は返してもらえましたが入会金や月謝は「協会から違約金が発生するといわれて入会金の返金はできません」と言われたそうです。
こういう相談所に入らないために体験談を教えてくださってありがとうございます。どこに加入しているか分からない相談所、自称カリスマ仲人のところは辞めましょう。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。