アラサーという言葉が28歳のつもりでいる31歳を生みだした
こんにちは。
恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
私は「30歳までに結婚！」という焦りが非常にありました。
1979年生まれです。高校~大学時代に流行った海外ドラマで「アリー・マイラブ」というのがありました。
27歳のボストンで働く女性弁護士が「いい男がいない」といいながら元カレと同じ法律事務所で働くのです。
アリーはそのまま30歳になるのですが、「あ～、30歳独身ってそんなに怖いことか」と思いながら見ていたかも。
30歳というXデーを気にしない人が増えた。
30歳というXデーを気にする私は普通だと思っていた。ところが最近、ご相談にくる方はあまり節目を気にしていない。
気にしていらっしゃる方ももちろんいますよ。今だって29歳は結婚ラッシュだ。
節目をぼんやりさせる便利な言葉ができた。「アラサー」「アラフォー」「大人女子」「大人かわいい」だ。結果的に幼いおばさんが増えたと思う。2008年は「アラフォー」が流行語。
恋愛ものの海外ドラマで次に流行った「Sex＆theCity」はみんな30代独身でした。みんなパートナーは見つけたけれどもあれはドラマの中の話。
同じ年でも差は付く。
20歳ぐらいで合コンに行き彼氏ができて、恋バナ大好きという女性がいると「ああいう人は私と違うタイプ」と思って出会いの場に一切出ていかない人もいる。
27歳ぐらいではじめての転職を経験する人や役職が付く人もいるかもしれない。27歳でフリーターや誰でもできるような仕事をしている人もいるでしょう。
「私は何の実績もないし若くもないしムリ」と諦めてしまう人もいる。27歳は若いけれど諦めた人にとっては自分史上最高齢。
28歳と31歳は中学1年と高校1年ぐらい違う
27歳からオリンピックを目指すのはムリかもしれない。
でも27歳くらいまでなら恋愛や結婚、キャリアや転職でいくらでも挽回ができる年齢なのだ。未経験でも採用される第二新卒って26.27歳ぐらいでしょう。
26歳が「一度も彼氏がいないんです」と上司にいえば紹介してもらえるよ。32歳が「一度も彼氏がいないんです」といっても「紹介できる人がいなくて」と何人に言っても断られる可能性高いよ。
それなのに、その年齢の方は若さの価値にも気が付かず、同い年で差がついていることを悲観して諦める。そして劣等感を感じない似た者同士で集まるようになる。
20代後半の28，29歳ごろになると付き合う人間関係がすみわけされるようになる。そして「別にそんなに頑張らなくてもいいよね」というぬるい方に所属していればあっという間に30代。
しかし、31歳でも「アラサーだからさ」と28歳と同じぐらいの気分でいる。28歳と31歳は中学1年と高校1年ぐらい違うのに。
婚活パーティーに28歳で参加した人は「カッコいい人も多くてマッチングしました」「普通の人ばっかりだった」という。
28歳ぐらいで危機感を持って婚活をする人は普通の男性にまだ出会える。20代限定のイベントもあるでしょう。マッチングサイトだって31歳男性は20代女性を検索するかもしれない。
32歳ぐらいで婚活パーティーに参加した人は「カッコいい人からは連絡先を聞かれなかった」「全然目を見て話さない人もいた」という。
32歳が婚活パーティーでみかけたさえない男と自分も同じなんですよ。
たまたま年齢が＋4歳上がったわけじゃない。
自分の年齢にさえ気が付けないボンクラ女が市場価値を受け入れずに婚活パーティーに行くと「こんな男しかいない」と男性参加者にがっかりするかもしれないがまずは自分を知ろう。
自分を甘やかしたツケが来ているけれどそんな現実も見たくない人
アラフォーの入り口35歳がみえてくる33歳ぐらいでやっと危機感を持つ人もいる。
まだここで気が付けばギリギリですがなんとかならなくもない。
でも婚活パーティーに行けばまともなコミュニケーション力がある男性がみんなバツイチだったとか、一部の人にだけ人気が集中するとかいろいろ気が付くでしょう。（気が付けない方もいますよ）
厳しい自分の市場価値を受け入れ現実を見ることができる独身女性は、「今までは仕事が忙しかったし」「職場は女性ばかりだし」とかまっとうな理由がある20代にしっかり仕事をしていた女性が多い。
キャリアもないのに独身でいた女性が現実逃避をして、自己啓発やスピリチュアル、神社巡り等の神頼みやジャニーズ等の手に入らない男にハマってただでさえ時間がないのに1年2年とお金をムダにしてしまった事例はよく聞きます。
自分を甘やかしたツケがきているけれど、そんな事実も見たくないんですよね。
このコラムはそこまでひどい人は読んでいないでしょう。どうぞ、危機感を磨く糧にして一番若い今日、一歩踏み出してください。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。
