オーガニック、海外旅行、趣味…ルールが増える完璧主義の独身奴隷たち
こんにちは。
恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。
独身だからそうなのか、そんな性格だから出会いがないのかどちらが先かは分かりませんが出会いがないというマジメな女性の多くが完璧主義。とはいえ、自分のできないところを見つめているので自己評価は「ダメダメな私」でしょう。
シングルライフですからしがらみもなく自由を謳歌しているかとおもいきや、わりと窮屈な生活の方が多い。
「いいもの」を選びオーガニック、有機野菜、健康にハマる
数年前にオーガニックコスメが流行りました。オーガニックコスメのお店もたくさんできました。私もブームのころにそんなお店で買い物したことがあります。そして、シリコンはダメ、界面活性剤はダメ、パラベンはダメといろんなものが悪役に仕立て上げられました。
ある時、オーガニックコスメのお店にいるお客が店員に「成分はなに?」とか聞いているのを見たのです。
「あれ?前はキレイな人が多かったのに、今は神経質そうな女性ばかりだな」
と思ったのを覚えております。
「悪い成分」「いい成分」で二つに分けられるわけがないのに。ダメなモノが入っていないコスメを神経質に選んでキレイになれるわけがない。
化粧品だけじゃなく、有機野菜、低農薬などにハマる女性も。最近では炭水化物を悪者にした健康オタクも大勢おります。ストレス溜めて逆に不健康だと思うのですが。
年々増えるマイルール「年1回は旅行に行くと決めている」
独身で可処分所得の多い女性はレジャー・サービス業のターゲット。男に狙われず、サービス業に狙われているのです。
海外旅行、一流ホテルステイ、レジャー、オシャレなお店で女子会など。やればどれももちろん楽しいと思うのです。ある銀行員女性は年1回の長期休暇で毎年海外旅行に行っていたそうです。アジア、ハワイ、ヨーロッパなど。「来年はトルコに行きたい」と行けばもっと行きたいところが出てきます。
海外旅行や女子会の様子をSNSに投稿します。「いいね」はもちろんつくでしょう。しかし男性から見れば「お金がかかりそうな面倒くさい女」なのです。
ある女性は百貨店で化粧品を買うのが好きだったそう。しかし本人はずっと手取り額が変わらない実家暮らしアラフォー。
「大人だから高いものを買うべきだと思っていた」
とか。
お金のやりくりができて自分の未来に責任を持つのが大人では?
「私はそういうタイプじゃない」と自分のキャラに縛られる
地味な服ばかりの女性に服装を変えることを提案するとよく言われるのが
「私はそういうタイプじゃない」
「こんなの着ていって何か思われたらどうしよう」
というもの。自分のキャラって誰が決めたのでしょうね。誰もそんなに注目していないし、自意識過剰な方が痛いのに。
自分のキャラにこだわり、ルールを守ることが目的化するのです。
完璧な方法じゃないとやらない
「婚活アプリに登録して知り合いにばれたらイヤだな」
と交通事故にあうより低い確率を気にして登録しない女性がおりました。それ言ったら何もできないのに。
その想像力をうまくいくことに使えばいいのに、リスクがすこしでもあるとやらない。その結果、出来上がるのは年齢のわりに経験値が少ない幼いおばさんなのです。
ルールを破りませんか?あなたがかたくなに守っているルールが保証するのは、あなたの孤独な老後ではないでしょうか。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。