偽物の20代になろうと見当違いな努力をする30代婚活女性
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
今から10年前にCamCanって雑誌でエビちゃんOLっていうファッションが流行ったことがありました。いま30代半ばぐらいの女性が社会人になって数年目のころです。学生から切り替えして初めて大人の服を買いだすというころ、世の中はCamCan全盛期だった。
モデルの蛯原友里さんが中心となり、巻き髪にパステル系のトップス、フレアスカートを合わせた「めちゃモテコーデ」が流行ったのです。本家エビちゃんはすっかり脱エビちゃんOLし、結婚してママだ。
しかし、エビちゃん世代の中には未だにエビちゃんOLっぽい恰好がモテると思考停止している方が大勢いる。単にダサいだけなのに。会社なら後輩が「そのニットカワイイですね」とか服単品を褒めてくれるかもしれないけれど。
フワフワなエビちゃんOLコーデは20代まで
働く女性をターゲットにしてるため値段も高めなジルスチュアートみたいなブランドもある。そこそこ高ければ大人向けと思ってしまう。着ればプリンセス気分に浸れる「かわいい!」というフリフリ。20代の店員は「かわいい~」と30代の客を褒めて財布を開かせる。
1枚買い、2枚買い、ボーナスが出たからボトムも買い。エビちゃんOLコーディネイトができるだけ服が揃う。リボン、フリル、レースなどの甘い要素たっぷりのデザインが当たり前になってくる。しかし、年齢は上がっていく。
ピンクのフリルブラウスを着たっていいのだ。かわいいよ。でもトップスが甘いテイストならばボトムは濃い色のタイトスカートやパンツにして甘さを調節していけば30代が着てもお似合いかと。しかし、トップスがピンクのフリルブラウス、ボトムはフレアスカートで上下ともフワフワしているのは辞めよう。
メイクでも、マツエク、カラコンで目を大きく見せて、涙袋を書いて、流行の下がり太眉、濃いめのピンクチーク等はメディアでは「モテメイク」等と紹介されているかもしれない。しかし、その「モテメイク」はいわゆる24~27歳ぐらいの適齢期女性向けであって、それを過ぎているならば全部取り入れるとイタイのです。
しかし、そんなブリッコおばさんが会社にいても誰も注意しないでしょう。「かわいいです~」「若く見える」といわれて調子にのっているかもしれない。
かわいさより、「知性、品、理解力」をアピール
悲しいことに年齢をが上がるほど、「かわいい」を付け足ししていき、必死で偽物20代になろうと見当違いな努力をする30代女性たち。それで、絶対に本物の20代にかなうはずがないのに。
「若く見える」って褒め言葉なのか立ち止まって考えて欲しい。実年齢より髪がふさふさ、肌がキレイ、スタイルがいい、そういうので体が若々しいのは素晴らしいですよね。
それ以外の服装や髪形、メイクで若さにしがみつくのって残念よ。1年1年減っていく若さより、1年1年積み重なっていく人としての包容力とか知性や品や理解力などをアピールしたほう良くない?いつまでもかわいく見せたいだけの頭空っぽ幼いおばさんにならないように。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。