婚活疲れは「かまってちゃん」の証拠。分かって欲しいの?結婚したいの?
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
無事にパートナーができたご相談者の方や、既婚の友だちからいわれることがある。
「結婚したいっていうから〇〇しようっていったのに、アドバイスを聞かないの。
本当に結婚したいのかな?頑固だしあんな人たち結婚ムリ!
よく、あんな人の相手できますね」
まぁ、お気持ちは分かります!
一応、数万円のお金をいただいているため
愚痴を聞いて欲しくていらっしゃる方はあまりおりません。(ゼロとはいいませんが)
「婚活をする」と気合を入れて始めるものの、
マッチングサイトや婚活イベント、結婚相談所という出会いの場に行けば
市場価値を思い知らされます。
ステキだなと思う異性が少ないか、いたとしても相手にもされない。
興味がない人から連絡先をきかれたり、誰からも相手にされなかったり。
これだって本人的には「すっごく頑張った」のでしょう。
その場に行くまで、勇気を出して参加したかもしれない。
「高いな」と思うお金も出したかもしれない。
ご本人は入会することで「頑張った」と思っているのだ。
しかし、その頑張りは全く認められない。それどころか「婚活落ちこぼれ」扱いなのだ。
優しい言葉で共感してくれるところに依存していく。
初めはそろそろ結婚したいというのがきっかけだったかもしれないが
目的がだんだんが変わっていく。
「頑張ったことを認めて欲しい」
「辛いってことを分かって欲しい」
かまって欲しくなる。
面倒くさいかまってちゃんになるのだ。
別に自己顕示欲が強い人はそんなにいない。
ただ満たされない承認欲求を埋めたくて仕方がないのだ。
かまってちゃん婚活ジプシーのレベル
レベル①
独身同士の女子会で「いい男いないよね」と愚痴をいい傷をなめあう。
レベル②
神社巡り、パワースポット巡り、スピリチュアル、引き寄せの法則などに傾倒していく。
レベル③
胡散臭いスピリチュアルセミナー、占い巡り、心療内科受診をして「メンタル病んでる」アピールをする。
レベル④
親からの愛情が足りなかった、前世のせい等、運気のせい等、性格のせい、人知を超えるものに結婚できない理由探しを始める。
私みたいに「努力不足だろうが」という方ではなく、
「そうなの。大変だったね。そうなんだね」と
優しい言葉で共感してくれるところに依存していく。
別に共感して欲しいというの至って健全なのですよ。
女性は元々、共感してほしい生き物。しかし男性脳は、問題解決がしたい。
【女性脳の共感の会話の例】
「昨日、スマホが電源はいらなくなって」
「分かる~。そういうときあるよね」(←共感)
「そうなの。ああいうとき困るよね~」
「そうそう」
【男性脳の問題解決の会話の例】
「昨日、スマホが電源はいらなくなって」
「電源ボタン長押ししてみたら」(←問題解決)
「あ、うん。やってみたら電源はいったよ」
「そっか。よかったね」
こういう男性脳との会話が「そういうものだからしょうがない」
と思える程度ならいいのですが、面倒くさいかまってちゃん達は望んだ返事がこないために
「この人は分かってくれない」と思うようになってしまう。
そもそも、他人なんて自分の仕事もあるし、
人を100%分かってあげることなんてないでしょう。
その中でもせめて、気にかけてくれたとか、
覚えていてくれたとかそういった些細なことに感謝できればいいのですが、
かまってちゃん達はそもそも相手への期待が過剰。
重いのだ。
丸ごと受け入れてくれる人という白馬の王子様のごとくいない者を求めて迷走していく。
迷走するだけして気が付くとき、せめてまだ30代だといいよね。
ほんとうは今すぐ気が付いてほしいのだけれど。
あなたを分かるために生まれてきた人なんて一人もいない。
分かってもらうために伝わるように努力するか、肥大化していく承認欲求を自分で手なずけないとだめよ。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。