たくさん会うほど「理想の人」が分からなくなり婚活サービスに詳しくなる
こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。
私よりもず~っと婚活サービス・イベントに詳しいご相談者にお会いする。
結婚相談所、マッチングサイト、スポーツイベント、料理婚活、
夜景がきれいなビルで婚活パーティー等。
この手のところで3年以上相手探しをしているらしい。
それでお相手がいるのかというと、いないのです。
婚活が趣味というかライフタイルになってしまう人がいる。
何のためにやっているの?
そんな人に
「どんな人がいいの?」と聞くと
「う~ん。お酒は飲めるほうがいいけれど、
飲めない人が絶対ダメってわけじゃないしなぁ。分からない」
「普通の人」
「私を好きになってくれるなら誰でも」
とか漠然としている。
たくさん出会うほうがいいというのが婚活迷走者のやりがちな勘違いの一つ。
2人しか会わないのに(全くあっていない人も)
「いい人がいない」というのはもっと問題だけれど。
10人に会っても2人で会うに至らないとか、「いいな」と思える方にお会いできないなら
自分に問題があるか、理想を明確にしていないかどちらかです。
自分に問題があるという人についてはここでは触れません。
理想が明確になっていないのは、
履歴書の志望動機を空欄でエントリーし続けているようなもの。
お金を出して非日常感あふれる婚活イベント満喫しないで、
自分の「日常生活」を振り返ってみましょう。
非日常のレジャーが楽しいのは当たり前。
あなたはどんな日常生活が理想なの?
自分の生活を振り返って、未来の生活でやりたいことや譲れないことがあるでしょう。
「一緒にご飯を食べたい」
「片付いた部屋でゆっくり過ごしたい」
「イオンとか近場でいいからお出かけしたい」
「音楽が好きな人がいい」
「話し合える人がいい」
「仕事が一番ってことを理解してくれる人」
「料理はやるけど苦手だからグルメな人だと困る」
「笑いのツボがあって笑いが絶えないことが理想」
「動物が好きだからいつかペットを飼いたい」
自分の未来の生活のパートナーという視点で探さないで
「年齢」「禁煙か喫煙か」「仕事」とそんな条件で相手を見ていると
もっと大事なことを見落とす。
時間をかけるほど、老いるほど男女ともいい出会いはない。
あとね、理想の相手の条件をある程度決めたら次に大事なのは先着で決めるということ。
あなたのパートナーという席は先着1名様限定なのだ。
何年も婚活しているという相談者の方と話していて
「○歳ぐらいの時に紹介された人がいたんだけれど
この人じゃなくてもいいかなって断っちゃった。でもそれよりいい人に出会えない」
という話を聞くたびに怖くなる。
試しに付きあえばいいのに。時間をかけるほど、老いるほど男女ともいい出会いはない。
35億の異性がいる中で、出会えたたった一人の人に毎回感謝しないかい?
結婚しろ、付き合えとは言わなけれども、1回1回の出会いが軽くなり
「この程度の人は他にもいるな」と目利きをし始めたらいつまでも婚活卒業できない。
28歳まで個性と手抜きを取り違えていたバカ女。彼氏ができる過程を書いたブログが人気になり本を出版。2011年に恋愛・婚活相談で独立。 これまで約800名の女性の相談にのってきた。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。