面白い要素を詰め込んでも名作にはならない※ネタバレ注意｜そして、誰もいなくなったの口コミ

※※※5話までのネタバレを含みますので閲覧注意※※※

藤原竜也を始めとする役者の演技がなかなか良い。1話は全員が犯人と思わせる展開でオリエント急行をリスペクト。しかしその後、5話で物語は一気に変化していく。近年の漫画や映画で見飽きるほど登場している密室ゲームの開始だ。

謎の煙を吸って瞬時に気絶した主人公。元気ハツラツなバーテンはどこへいった？目が覚めて最初に出会うのは、主人公をストーキングしていた女の子。脱出に興味無さげな態度だが、こんな所まで追ってきて助言はする様はまさにツンデレだ。

数学の知識があれば高校生でも解ける問題を瞬く間に解いていく主人公。これには犯人も「頭が良い」と称賛を惜しまない。そんな犯人も孤独を求めておきながら主人公をある集団に加入させるという矛盾と戦い続けている。

主人公の為にこんな施設を用意するなんて、犯人はストレスが溜まると散財したがる性格に違いない。そして集まる見知った仲間たち。バーテンも怪我なんてしてなさそうなくらい元気だ。よく見れば置いてけぼりだったツンデレも参加。ストーキング能力はかなり高そうだ。

謎が謎を呼んで何も解決しないし、まとまってもいないけど1章はこれで完結。続く2章では主人公がイジワルした奴らに復讐だ！犯人バレバレだけど頭の良い主人公は知らないフリして突き進む！まあ基本ゲスな奴しか出てきてないからどうなってもいいよね！